
アメリカ初の黒人大統領の就任も無事に済み、いよいよ新しい年、そして時代なのだと実感している人も多いのではないでしょうか。彼の"We can change" といスローガンが、この不況に苦しみ、つらい生活を送っている人たちにも希望を与えてきました。希望、目標をもつことはとても大切な第一歩です。オバマ大統領は国民一人一人の意識改革を求めています。まずメンタル面でのポジティブ思考がなければ、行動が伴ってこないからです。
人は変わらない、と思ってあきらめている人もいると思います。私は、人は簡単には変れないし、変った後にもその変化を持続する努力が必要だと思っています。
前回の一月号で予告したとおり、ネガティブな気持ちを無理にどこかへ押し込むのではなく、四分割表をつかってどうやって処理し、より良い行動に移して行くか、をお話したいと思います。
人によって、頭にくること、ストレスを感じる事は様々ですが、私の過去のアンガーマネージメントクラスの生徒さんの例を使って説明させてもらいます。彼が嫌いで頭にくることは、渋滞にはまってしまい、自分の目的地に予定通りに到着できないことでした。 そこで、セッションの中で四分割表を使ってその状態でどんな選択があるのか、解析してみました。
コントロールできる/大切
• 安全に運転して、目的地に着く
• 先方に遅れると電話をかけて知らせる
• 次回は余裕を持って早めにでかける
• ラジオの交通情報を聞いて、他の道を思案する コントロールできない/大切
• 渋滞を解消して予定時間に着く
コントロールできる/大切ではない
• イライラして悪態をつく
• 少しでも早く進めるように車線を変えつづける
• クラクションを鳴らす
• 他のドライバーと喧嘩をはじめる コントロールできない/大切ではない
• 他のドライバー達が喧嘩をはじめる
まず、コントロールできない事(渋滞を解消させる、他の人の行動)を変えようと躍起になっても仕方ありませんから、右半分の選択肢は消します。コントロールできる事(自分の行動)についてはあなた次第です。かといって、大事ではない選択肢から気持ちを切り替えるのが難しい時には、イメージ療法をお進めします。CDを取り出して、新しい音楽に入れ替えるように、あなたの中から、大切ではない、コントロールできない事を考えるCDを取り出して、全く違う他のCD(コントロールでき/大切な行動)に入れ替える事をイメージして下さい。この考え方を切り替える方法は、色んな場面で効果があります。是非お子さんの前で、どうやったら難しい場面を対処して行くのか、よいお手本を見せてあげて下さい。次回も引き続き、アンガーマネージメントのテクニックをご紹介します。