October 2008 Archives

ストレス(10/2008発行)

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秋も深まってきて、そろそろ、年末年始のイベントに向けて忙しくなってきますね。疲れていたり、ストレスが溜まってくると、いつもなら簡単に見過ごせる事でも、ついイライラして声を荒げたり、見過ごせなかったりしますね。前回、簡単な自己認識法、ストレスの軽減法として、HALTのことをお話ししましたが、今回はストレスの仕組みに付いてもう少し詳しくご紹介したいと思います。

すっかり定着した「ストレス」というコンセプト。しかし、人によってその反応、対処の仕方は千差万別です。同じ様な状況にいても、ストレスに苛まれ、身体を壊してしまう人もいれば、窮地に立った時こそ、生き生きとそれまで以上の業績をあげられる人もいます。皆さんは、「それはその人の性質、性格だから」とあきらめていませんか?確かにその人の培って来た経験が大きく作用しますが、受け止め方、対処の仕方は変えられないものではないのです。

[ストレスとは?]    そもそも、ストレス、とは何でしょうか? 大まかにいって、そのひとが達成したいと思っている期待の大きさと、現状の差、ともいえるかもしれません。簡単な事をするのに、ストレスを感じる人は少ないでしょう。でも、いつもよりも難しく、責任のある事をしようとすると、失敗した時の落胆を考えると身体に反応がでたりします。とてつもなく難しい事でも、誰も他の人が結果を知る事がない、「どうせできっこない」と思っている事は、あまり現実味がなく、リラックスして取り組めるかもしれません。ストレスには良い効用もあるのです。まったく期待されない(=ストレスの低い)時には、やる気も起きません。締め切りがないとなかなか作業にとりかかれない、など、ストレスは人間の生活の中である程度は必需だといえるかもしれません。でも、ストレス過多によって、家族関係、仕事場での孤立をおこしたり、体調を壊したりしては大変です。適度のストレスは有効ですが、過ぎるのは困ります。では、ストレスが高くなったときに、どうすればいいのでしょうか?
ただ闇雲に「大変だ!」と思っていても、焦る気持ちが雪だるま式に増加していって、必要以上にストレスを増やすだけです。一番手軽なのは、紙に書き出す事でしょう。以下のように、自分が悩んでいる事、気に病んでストレスに感じる事を下記の様に4分割したグループに書き出してみるのです。

コントロールできる/大切
どれだけ勉強に時間をかけるか  

 コントロールできない/大切
恋人の気持ち

コントロールできる/大切ではない
明日何を着ていくか   

コントロールできない/大切ではない
近所の人のうわさ話


人の事だと冷静に見えても、自分の事はちゃんと判断できない、というのは自然なことです。まずは大事ではないことに、時間を掛けすぎてはいませんか?とても暇な時ならまだしも、大事なことが山積みになっているときには、後回しにしても良いのではないでしょうか?完璧を目指さないのもストレス軽減の第一歩です。そうすると、四分割のうち、半分のことが切り捨てられます。そしていくら大切でも自分でコントロールできない事をいくら悩んで、思っても仕方がありません。明日の天気を自分で変えることはできないのです。そうすると、本当にやらなくてはいけないのは、1/4の「自分でコントロールでき、大切なこと」だと整理できます。そうはいっても、初めは感情が追いつかないかもしれませんが、ストレス(やらなければいけない、という焦り)は確実に減るはずです。
一度お試し下さい。